【肩が上がらない‼︎】五十肩と呼ばれる症状とは?

こんにちは、黒川郡大和町吉岡のたいわ中央整骨院院長 渋谷です。

今回は、当院の患者様の中でも特に多い五十肩について、セルフケアの方法や接骨院でできることをお話しします。

「肩が痛くて腕が上がらない」「夜中にうずいて眠れない」――40代以降の方からよく聞かれるこの症状。一般的に四十肩や五十肩と呼ばれていますが、正式には肩関節周囲炎といいます。

 

五十肩は加齢に伴う組織の変化や使いすぎによって、肩関節の周囲に炎症が起きる状態です。原因は一つではなく、以下のような要因が関わります。

  • 関節包や靭帯の柔軟性低下:加齢や運動不足で硬くなり、動きが制限される。

  • 炎症反応:組織が傷んだり血流が悪くなることで炎症が生じ、痛みを引き起こす。

  • 日常生活の負担:デスクワークや家事などで同じ動作を繰り返すことによる疲労の蓄積。

 

症状の経過は大きく3つに分けられます。

  1. 炎症期(急性期):強い痛みが出る。夜間痛もあり、眠れないことが多い

  2. 拘縮期(慢性期):痛みは落ち着いてくるが、肩が固まって動かしにくい

  3. 回復期:少しずつ動きが戻り、日常生活が楽になる

 


自宅でできるセルフケア

痛みの時期や状態に応じてケアの方法を変えることが大切です。

 

① 急性期(痛みが強い時期)

  • 無理に動かさず、安静を優先する

  • 湿布やアイシングで炎症を抑える

  • 痛みが落ち着くまでは重い荷物を持たない

 

② 拘縮期(動きにくい時期)

  • お風呂などで体を温め、血流を促す

  • 壁を使ったストレッチ(壁に手をついて少しずつ腕を上げる)

  • タオルを使った背中ストレッチ(無理のない範囲で)

 

③ 回復期

 

  • 軽い体操やチューブトレーニングで筋力を戻す

  • 痛みが出ない範囲で、日常生活の動きを積極的に取り入れる

 


 

整骨院でできること

 

柔道整復師は、骨折や脱臼だけでなく筋肉や関節の不調にも対応します。

五十肩の場合は以下のようなアプローチが可能です。

  • 手技療法:硬くなった筋肉や関節の動きをやわらげます。

  • 温熱療法や電気療法:当院では超音波治療機、ハイボルト療法、レーザー治療を状態に合わせて使用し、血流の改善、炎症やこわばりを和らげます。

  • 運動指導:一人ひとりの症状の経過に合わせたストレッチや体操を指導します。

  • 生活アドバイス:姿勢や日常動作の工夫をお伝えし、再発予防につなげます。

 


 

まとめ

 

五十肩は放っておくと長引いてしまうことが多いですが、適切なケアをすれば改善していきます。

  • 急性期は「無理せず安静」

  • 慢性期は「少しずつ動かす」

  • 整骨院では「手技+物理療法+運動指導」で改善をサポートします。

 

肩の痛みでお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひご相談ください。

関連記事

  1. 【ぎっくり腰になってしまったら・・・?】

  2. 長距離運転が増える時期です。交通事故にお気をつけください。

  3. 7月29日(土)に大和町吉岡に新規オープンする整骨院です!

  4. ぎっくり腰はなぜ起こる?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。