ぎっくり腰はなぜ起こる?

こんにちは、黒川郡大和町吉岡のたいわ中央整骨院院長 渋谷です。

今回は、多くの方が一度は経験すると言われている「ぎっくり腰」について、現場でよくお伝えしていることをまとめてみます。

ぎっくり腰はなぜ起こる?

ぎっくり腰は医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、腰の筋肉や靭帯に急な負担がかかって炎症が起きてしまった状態です。

重い荷物を持った瞬間に起こることもあれば、ただ前かがみになっただけで発症することもあります。

現場でよく見ていると、ぎっくり腰になる方は共通して 「腰回りの筋肉が疲れて硬くなっている」、もしくは 「お腹や背中の支える力が弱い」 という特徴があります。つまり、日頃の小さな疲労の積み重ねが爆発した結果なのです。

発症直後に大切なこと

当院に来られる方の多くが「動かさない方がいいのでは?」と心配されています。確かに発症したての強い痛みのときは、無理に動かすのは良くありません。

• まずは冷やす:炎症を落ち着かせるために、保冷剤をタオルで包んで10〜15分ほど

• 楽な姿勢を探す:横向きで膝を少し曲げると痛みが和らぐことが多いです

• 完全な寝たきりは避ける:痛みが許す範囲で、少しずつ体を動かす方が回復は早い

「動かしてはいけない」と思い込んでしまうと、かえって筋肉が硬直し、治りが長引くケースをよく見ます。

少し楽になってきたらやるべきこと

2〜3日経って痛みが和らいできたら、今度は「温める」ことと「軽い動き」が大事になってきます。

• お風呂や蒸しタオルで温める:血流が良くなり、回復が進みます

• 軽い体操やストレッチ:

 - 仰向けで両膝を抱える運動

 - 四つん這いで背中を丸めたり反らしたりする(キャット&カウ)

無理に大きく動かす必要はありません。「気持ちいい」と思える範囲で十分です。

再発予防のために整体師がすすめる習慣

ぎっくり腰は一度やると繰り返しやすい傾向があります。そこで普段から以下を意識することが大切です。

• 体幹を鍛える

 腹筋・背筋をバランス良く使う運動(プランク、ブリッジなど)

• 姿勢を整える

 デスクワークでは背もたれに深く腰をかけ、骨盤を立てるイメージ

• 日常動作の工夫

 物を持ち上げるときは「腰を曲げず膝を使う」

整体院でも、施術とあわせてこうした日常生活のアドバイスをお伝えしています。

整形外科での受診をおすすめするケース

もし次のような症状がある場合は、整骨院ではなくまず整形外科の受診をおすすめします。

• 足のしびれや力が入らない

• 排尿や排便に異常が出ている

• 数週間たっても強い痛みが変わらない

ぎっくり腰に似た症状でも、ヘルニアや骨の問題が隠れていることもあるからです。

まとめ

ぎっくり腰は突然やってきますが、正しい対処をすれば数日〜数週間で良くなるケースが大半です。

• 発症直後は「冷やして安静」

• 落ち着いてきたら「温めて軽い運動」

• 再発予防には「体幹強化と姿勢改善」

「痛みが取れたら終わり」ではなく、その後のケアがとても大事 ということ。腰を守る習慣を少しずつ取り入れて、ぎっくり腰に悩まされない体を作っていきましょう。

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